知っておきたい!赤ちゃん・子供が虫歯になる3つの理由と6つの予防ポイント

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口の中の虫歯菌が(正しくはミュータンス菌)が糖分を栄養として増殖し、プラーク(歯垢)をつくります。
飲食すると、虫歯菌が酸を生じてプラークのpHが酸性になり、歯のエナメル質(表面)が溶けてリン酸とカルシウムが溶け出します。
これを「脱灰(だっかい)」といいます。

しばらくすると、唾液によってpHが上がり、唾液の中のリン酸とカルシウムで歯のエナメル質が再形成されます。
これを「再石灰化」といいます。

口の中では日々この脱灰と再石灰化を繰り返しているのですが、このバランスが崩れて脱灰が進むと虫歯になります。

 

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どうして虫歯になるの?虫歯になりやすい人・なりにくい人の違いとは!?

 

「毎日歯磨きしているのに虫歯になった!」という経験はありませんか?
歯磨きはもちろん大切ですが、同じだけ歯磨きをしていても虫歯になってしまう人とならない人がいるんです。

それは一体なぜでしょう??

実は虫歯になる主な原因が3つあるのです。

 

虫歯菌の数

「ラクトバチラス菌」をご存知ですか?
虫歯菌(ミュータンス菌)が虫歯をつくる菌だとしたら、ラクトバチラス菌は虫歯を進行させる菌なのです。

虫歯菌と同様、ラクトバチラス菌も、口の中に多いほど虫歯のリスクは高まります。

ただ、ラクトバチラス菌がいても虫歯の元になるミュータンス菌がいなければ、虫歯が進むことはありません。

なので、最近は子どもにミュータンス菌がうつらないように気をつけてる方が多いのですね。

 

食生活

飲食後、2~3時間何も食べない状態が続くと唾液によって再石灰化が進むのですが、間食が多いと再石灰化が間に合わなくなり脱灰が進んでしまいます。

また、寝ている間は唾液の分泌が少なくなるので口の中が酸性に傾きがちで、こちらも脱灰が進んでしまいます。

これらのことから、間食が多かったり、寝る前に飲食すると虫歯になりやすいといわれているんですね。

 

歯を守る(修復する)唾液の力

上記で唾液についてお話しましたが、唾液の中には歯を再石灰化させる成分が多く含まれています。

虫歯の原因には唾液が関係してきます。

 

  • 唾液の量

 

唾液の量が多いと、口の中に残った食べ物をきれいにするだけではなく、再石灰化が進むため虫歯になりにくくなります。

 

  • 唾液の緩衝能(かんしょうのう)

 

量も大切ですが、唾液の力によっても、虫歯になりやすいかどうか決まってきます。
つまり、酸性になった口の中を、どれだけ早く通常の状態に戻せるかということです。
早く戻しただけ、虫歯になりにくいということになりますね。

 

唾液から「虫歯になりやすいかどうか」を調べることができます。

唾液の中和する力や、ミュータンス菌の数は変えられなくても、食生活を改善したり、歯をきれいに保つことはできます。

周りの大人が歯をきれいにしていれば、お子さんに虫歯菌がうつるリスクは減るのです。

まずは周りの大人が口の健康に気をつけることがお子さんの虫歯予防につながるということですね。

 

赤ちゃん・子どもの虫歯予防の6つのポイント!

 

「3歳頃まで虫歯菌が口の中に入らなければ一生虫歯にならない」という話を聞いたことがありますか?

生え始めの歯はとても弱いのですが、3年ほど経つと虫歯菌が入ってきても住みつかないくらい強い歯に育つのです。
このため3年は虫歯菌に気をつけるということなんですね。

ただ、虫歯予防は虫歯菌に気をつけるだけではありません。
虫歯にならないように心がけることが大切です。
その方法を見てみましょう。

 

生活のリズム・食生活のリズムを整える

規則正しい生活習慣を身につけ、バランスの取れた食生活に気をつけましょう。
良い生活習慣が、健康な身体と丈夫な歯をつくります。
3度の食事とおやつは時間を決めましょう。
回数が増えたり、ダラダラ食べていると食事の時間にしっかり食べられなかったり、中途半端な時間にお腹が空いたりします。
飲食の回数が増えることは、虫歯が増える原因になります。

 

糖分の摂取回数を控える

糖分には、食べ物・飲み物に含まれている砂糖(ショ糖)や、果物に含まれる果糖やブドウ糖などがあります。
身体にとって重要な栄養素でもありますが、糖分は虫歯にとっても栄養であり、菌が繁殖する原因となります。
糖分の摂取を上手にコントロールすることで、虫歯にとっての栄養を減らし、繁殖を抑えることができます。
注意したいのはおやつの内容や回数です。
自然食品・水・お茶・牛乳などを中心にできるだけ甘いお菓子やジュースは控えて、小さいおにぎりや果物など、栄養面を考えて間食しましょう。
また、日に何度も食べたりせず1日1回や、おやつを食べない日もつくってみましょう。

 

よく噛んで食べる

唾液に含まれるリン酸やカルシウムが歯の石灰化を助けて口腔内のpHのバランスが保たれます。
よく噛んで食べることで、噛む回数が増えて唾液の分泌も良くなり、消化吸収を促進します。
また、よく噛んであごが発達することで歯の植立状態を良くし、キレイな歯並びにもつながります。
水やお茶で流し込まず、しっかり噛んでから飲み込みましょう。

 

歯を磨く・プラークコントロール

毎食後、特に寝る前は歯を磨くことと、1日1回隙間が狭いところをデンタルフロスを使って歯垢を落とすことが大切です。
最近よく聞く「プラーク」というのは、虫歯菌のかたまりである歯垢のことです。

キシリトールは再石灰化に有効です。
外出などですぐに歯を磨けないときはキシリトール入りの歯みがきナップやガムなどで再石灰化を促すのも1つの手段です。
ただ、あくまでも歯みがきが基本なので、寝る前にはしっかり歯を磨きましょう。

 

歯を強くする

歯の質をあげて、強い歯をつくりましょう。
フッ素を使うことで虫歯になりにくくします。
フッ素を使用していない歯よりも強くなり、虫歯菌が出す「酸」にも強くなります。

私たちが日々食べているじゃがいも・人参・大根などにも微量ですがフッ素は含まれています。
栄養バランスの取れた毎日の食事からも摂取することができますが、虫歯予防には家庭での毎日のフッ素(フッ化物)塗布と、数カ月ごとの歯科医院でのフッ素塗布の併用が効果的です。

 

定期健診

もし虫歯になってしまっていても、定期健診を受けていれば、早く見つけることができます。
早く治療することで、虫歯の悪化や、増加を防ぎます。

 

イオン飲料・スポーツ飲料は虫歯になりやすい!?

 

イオン飲料やスポーツ飲料には、想像以上に砂糖が含まれています。
赤ちゃんが熱を出したときなどにイオン飲料を飲むことがあると思いますが、体調が回復したら水やお茶に切り替えましょう。
また、夏場など、大量に汗をかいたときは水やお茶などの水分と一緒に、少量の塩分を摂取しましょう。

 

まとめ・虫歯ができる3つの原因と予防法!

 

「虫歯菌」・「糖分」・「歯の質」
この中のどれか1つでは虫歯にはなりません。
この3つが合わさり、長時間放置されたとき(脱灰が進むため)に虫歯になります。

ということは、

 

  • 歯を磨いて「虫歯菌を減らす」
  • 虫歯菌の養分となる「糖分を摂りすぎない」
  • 日々の食事やフッ素の塗布で「歯の質を強く」

 

この3点に気をつけることによって、虫歯を予防することができるのです。
ぜひ、大切なお子さんの大切な歯を守ってあげましょう!

 

あれだけ悩んでいた子どもの虫歯・・・こんなにカンタンに予防できるなんて・・・




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